まとまった休暇を作れたのでインドに一人旅行してきました。
一生のできるだけ早い段階でインドを経験しておきたいという思いが元々あり、たまたまインドの航空券が安かったのでこれは行くしかないと即決。 インドに行くと世界観が変わると言うけどあれほんとかな?
百合の話は一切ないただのチラ裏なので注意
そして実際に行ってみて、小学生並みの感想を言わせてもらうと「うるさい」
以上。
アジアは何カ国か行ったことがあるので、独特の喧騒は慣れたつもりでしたが車や人のうるささはもちろん、人混みや街のごった返した雰囲気などの視覚的なうるささも群を抜いてました。 耳からも目からも情報量が多い。
とにかくインド人の取り巻きがしつこくてしょうがなかった。
やっと一人振り払ったと思ったら「今のやつうるさかったよなぁ? インド人はみんなそう。ところで日本語ガイドいる?」と日本語が喋れる新たな取り巻きが現れるのでもう笑うしかない。
インドには日本人を騙そうとしてくる詐欺師が多いと言われているが、着いたその日に自分もその洗礼を受けることになった。
ガンジス川で有名なバラナシに到着し、早速川沿いでもふらふらしようとしたら、早速にこやかに話し掛けてくるインド人が一人。
あー出た出たこれが噂の・・・と思いながらも「お金はいらないよ ただ話したいだけ(騙そうとするインド人はみんなこれ言う)」の言質も得たので乗ってみるのも一興だと思い一緒に観光することに(というか勝手に着いてくる)。
そして一緒に一通り名所を巡り、辺りも暗くなってきてそろそろお別れの雰囲気になってきたとき、彼は何故か唐突に携帯電話の話を始めた。
どうやら新しい携帯を買うのに6000ルピー(9300円くらい)がいるらしい。 要はガイド代は要らないが、携帯代を出してくれとのこと。
話の切り出し方が露骨過ぎて思わず笑ってしまった。
嫌だ。 払いたくない。
私は相手のペースに乗せられた状態でお金を払うのが一番大嫌いである。というか何故私が彼の新しい機種代を出さなくてはならないのか。
しかし6時間近く案内してもらい、それじゃあさよならというのもあんまりなので200ルピー(300円)だけ渡して帰ろうとする。
当然大揉め。
「この世で一番大切なものはお金じゃなくて友情だろ!?」
「いざという時に助け合うのが友達じゃないか!今度は君が返す番だ!」
話がわからなくなってくる。 やばい。 めちゃくちゃ楽しくなってきた。
面白かったので粘っていたら、ついに「お金はいらない その代わりもう僕たちは友達じゃない」と言われてしまった。
しかし残念ながらこの手の人情詐欺は日本で予習済みだったので、「オーケー」と立ち去ろうとすると泣きで400ルピーだけくれとお願いされた。
結局そこからさらに350ルピーに負けさせた上で400ルピーを渡した。
1日ガイドさせて400ルピーというのはなんだかかわいそうな気もするけど、何だかんだ最後は仲直りして一緒に写真撮ったし一件落着ということで。
今思えばこの青年は出会ったインド人の中ではだいぶ良心にあふれていたと思う。 インド人ガチャで言えばせいぜいレアくらいだ。
詳しくは書けないがマジで結構危ない目に合わせてくるような奴もいた。
インド人はしたたかだ。
外を歩けば常に騙す気満々の詐欺師に話しかけられる。 おかげで詐欺師なのか単に陽気なやつなのか全くわからない。
話し掛けてくるやつは全員詐欺師と肝に命じていると本当にただの優しい人だったりして、そういう偏見は良くなかったと反省するが、結局最後は詐欺旅行代理店に連れて行かれたりして前言を撤回することになる。
こんなのが毎日2,3回はあるのでもうなんかすごくぐったりした。
全員が全員詐欺師とは思っていないが、残念ながら今回の旅では最後までいい人だったインド人はほとんどいなかった。
料理に関して言えば本場のカレーはめちゃくちゃ美味しかった。
ジャパニーズカレーに甘やかされた私に本場の独特の味が合うかどうか心配だったけど、美味しいからびっくりするくらい夢中でパクパク食べた。
味音痴の自分でもいろんな味が押し寄せてくるのがわかる。 さすが本場のスパイス。 舌がバカなので気の利いたコメントがいえない。
ちょっとお洒落な店も美味いし、ローカルな店も安くて美味い。
カレーの種類がありすぎて何を頼んだのか全くわからないけど、とにかく全部美味い。
ただ全然辛くないと言われたカレーでも辛口くらいの辛さがあり、スパイス慣れしてない自分は毎日のようにお腹を壊した。 それでも毎日カレーを食べてしまうほど美味かった。
インドは絶対に二度と行きたくないという人とハマってしまう人に分かれるというが、私は2回目はいいかなという感じだった。
ただこれだけ沢山の人と喋った旅は初めてだった。
現地のタクシードライバーの運転手やガイドのキャッチは鬱陶しかったが、冗談であしらうと冗談で返してくる陽気な人ばかりだったし、こちらから話し掛けてもみんな明るく返してくれる。
とにかく孤独にさせてくれない国だった。
日本にいるとあまり経験しない、他人との濃いコミュニケーションみたいなのがきっと人を魅了してやまないんだろう。
日本人の他人に対するドライさも割と気に入っていますが、経験としては今回のギトギトな海外交流みたいなのも悪くないかなぁと思いました。
以上インドでのチラ裏でした!!!!