アニメの『推しが武道館いってくれたら死ぬ』視聴中

アニメの『推しが武道館いってくれたら死ぬ』視聴中

ついに放送開始となった『推しが武道館いってくれたら死ぬ』、楽しく視聴しています。

一応説明させていただくと、『推しが武道館いってくれたら死ぬ』(以下推し武道)は月刊COMICリュウで連載されている平尾アウリ先生の作品である。主人公えりぴよ達のやたら手触りのある限界ドルオタ生活の描写。美麗で繊細な絵から繰り出されるシュールなギャグ。そして百合。

ギャグ漫画か百合漫画かと言われると困る(ギャグシーンの方が多い気がするので)が、ギャグ回の狭間でとんでもない百合の風を吹かせてきたりする油断ならない漫画である。私は毎巻感想を書くくらいにはしっかりハマっている。

 

まさか平尾アウリ先生の漫画がアニメ化するなんて5年前の自分に言っても絶対信じないだろう。

正直今もあんまり実感していないし、実は全部昨日見た夢だったんじゃないかと思うときもある。そんな感じでアニメ化に関してはふわふわした認識でいたのだけど、実際にChamjamが歌って踊って、えりぴよが叫んでいるところを見ると本当にアニメ化したんだなぁとしみじみ思う。

なんか古参ぶったこと言っててえらそうですね。やめましょう。

 

まず言わせていただきたいのはえりぴよの声はバッチリと合っているということである。

えりぴよは舞菜に貢ぐために自分の私服を全て売り払っている。正直いって正気の沙汰ではない。学生時代の赤ジャージで外を歩く勇気を持ち合わせている人はなかなかいないと思われる。私にはない。しかし、これは他人からどう思われようと関係ないというえりぴよの太い生き方の表れでもある。えりぴよはとにかく生き方が太い

生き方を体現するような太い声。そして解釈違いのオタクを威圧し黙らせる太い圧。初めて聞いた時に「おっえりぴよだ」とスッと入ってくるほどファイルーズあいさんの演技はしっくりきていた。

くまささんもばっちりハマっていた。基さんはちょっとイケボすぎる気はする。

 

 

あと一話の最後に入ったアニメオリジナルパート。舞菜がえりぴよとのチェキを大切にしていることが明かされたシーン。あれもよかった。

1話の内容ではえりぴよとその周辺のオタクたちの描写しかないので、ドルオタのドープなオタ活を描いた日常系ギャグ漫画と思う人もいるかもしれない。

しかし、舞菜からえりぴよへの感情が描写されたことでこれは女同士の関係性を描いたアニメなのだと、つまり百合アニメなのだということがよりわかりやすくなったと思う。アイドルとファンという立場故に二人の感情は簡単に通じ合うことはないけれど、その間には確かに矢印がある。百合要素を減らして日常ギャグへ舵を切るなんてことをせず、しっかりと百合を押し出してくれた良い改変だった。

 

もちろん円盤買うのでみんなも買いましょう。

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