こちらの同人誌に参加させていただきました。
https://rikkatmy.wordpress.com/publication/
以下サイトより引用
3.創刊に向けた思い
百合についてネットではなく紙で論考して、その時代の歴史を残していこうという考えから生まれた企画です。百合に対して素晴らしい考察をされているネット記事は数多くありますが、ネットだと1度読んでそこで終わってしまう気がしています。
さらに、百合というジャンルは年々幅広くなっており、その人がどういう作品を読んでいるのか、どの作品でハマったのか、いつから百合を感じたのか、これらの要素によってその人の持つ百合に対する意見・見解は大きく変わってくるのが面白いと感じています。
紙で残すからこそ何度でも気軽に読み返せるし、あの時代はこういう価値観があった、こういう作風の流れがあったという気付きが出来ると思っています。
また、ネットの文章に書いた日付は記載されており紙媒体よりは長く残るかもしれませんが、インターネットの特性上それはそこで独立した文章になってしまい、その時代の評価が横の繋がりで意識されないことが多いと思います。
同じ冊子の中で色んな人が様々な価値観を持ってその時代の百合を論考するからこそ、横の繋がりと歴史を感じ取ることが出来ると考えています。
百合の今を記録として残していこうぜという企画です。
私セイジロウは、『検証!あの子のまつげは何故長いのか』というテーマで書かせていただきました。
百合漫画を読んでいて「えっ・・・っていうかまつげ長・・・」みたいなシーンに出くわしたことないでしょうか。結構いろんなところで見かけますけどあれ何なんでしょうね~~~???という謎を真面目(ただしちょっと主観強め)に考えてみました。気になった方はお読みください。
私がこの合同に参加してみようと思ったきっかけは二つあります。
一つは「百合の潮流の一瞬を切り取って保存する」というテーマがすごく面白いなと思ったから。
百合のトレンド、昔と比べてだいぶ変わりましたよね。百合は精神的繋がりで、レズは肉体的繋がりだから違うとか言われてた時期ありましたよね?日常系なんて百合じゃないって言われてた時期ありましたよね~~~~~???
百合そのものも、取り巻く環境も刻々と移り変わっています。今の百合について論じたものを形として残すことで、数年後、あるいはもっと後に「あ~~~~こんな時代もあったな~~~~懐~~~~」って思い出せる本があると、とても楽しいだろうなと思いました。百合のタイムカプセルみたいですよね。
もう一つの理由は、私のような根気のないブロガーが本を作ろうと思ったら合同誌しかないから。
絵であれ文であれ創作活動をしていれば、自分の作品を形にしたくない人はいないでしょう。素人でも本が作りたい、そんな夢を叶えてくれる素晴らしい文化が同人誌です。
ですがブロガーである私にとって同人誌作成というのはかな~り手が出しにくい遊び。何せ私は創作を一切やっていません。何も創り出していないのです。
中には創作じゃない分野で同人誌を出しているブロガーの方もいらっしゃいます。でもそれってかなりガッツとタフネスさと根気と熱気がいる(と思う)んですよ。やってみたい気はそりゃ多少はあるけども、じゃあテーマ決めて数万字書き上げてデザイン考えて印刷所に持っていくか?と考えるとどうしても「う~~~~~ん」となってしまわざるを得ない。私の”やってみたい”は単純な興味なので、創作活動をされている方のとてつもない熱意と比べると強度が全然弱い。
そんな中、合同誌でかつ私にも参加できそうな素晴らしい企画を見かけ、正に渡りに船。こりゃあ書くしかないぜ、というわけです。企画してくださったもぐ虎さんには本当に感謝しています。
完成品はまだ手元にないので詳しく内容を見たわけではないですが、テーマを見るだけでもどの原稿も面白そうでページをめくるのが今からとても楽しみです。表紙絵含めたデザインも素晴らしく、百合を保存するという目的に相応しい本になっているかと思います。今読んで面白く、数年後再び読み返すとまた別の面白さが生まれ、二度美味しい本です。
あまり数がないとのことなので、気になった方はお早目にご購入下さい。(試し読みもできます)
2020/12/26発売です!(つまり今日)