8話の前にちょっといい・・・?
最新刊の8巻ゲロ重何あれ・・・。
確かに宝石の国は毎巻ショッキングな展開あるけれども、今回のは今までは遊びだと言わんばかりのウルトラシリアスで読んだ後にそれはそれはもうしっかり落ち込んだw
まるで皿一杯の粘土を完食したような重さ。
これもう既刊読み返すのも辛いわ・・・。
以下8話感想。
前回のあらすじ
心の不安を反映する流氷にそそのかされ、思わず腕を捧げそうになるフォス。
何とか正気を保ったものの、うっかりと手を滑らせ流氷の中へと落ちてしまう。
アンタークが急いで引き上げたときには既にフォスの腕は無くなっていた・・・。
流氷にすりつぶされそうになりながら必死にフォスの腕を探すアンタークだが、結局見つけることはできなかった。
流氷の動きを見てると結構意志を持ってすりつぶしに来ているようにも見えるよね。
フォスに「腕をかみちぎってあげる」と囁いて実際綺麗に腕だけ持っていかれたところからもやっぱり流氷にも何らかの意思があったりするのだろうか。
月人のような形、「罪深きもの」の先生の言葉からやっぱりここにも月人が関係してるのかな。
フォスの腕を紛失したことで先生の前で珍しく取り乱すアンターク。
アンターク「私のミスです。 申し訳ありません。」
金剛先生「私の注意が足りなかったせいだ。」
アメジストの件で怒られなかったことが悔しくて眠れないと言っていたフォスだったが、ここでもフォスに責任は問われなかった。
フォス「どっ、どどど、どうみても僕の自業自得だから!」
その通りなんだよなぁ・・・。
前回はアメジストが油断してたのとフォスは初戦闘でビビってたのもあってまぁそうがないかなと思うけど、今回は100%フォスが悪いんだよなぁ。
フォス「僕はこんな失態初めてじゃないから気にすんなよ~!」
この状況でこの慰め方ができるフォス・・・なんちゅう大物や。 やっぱりメンタルだけは最高硬度。
腕が打ち上げられている可能性を信じ、アンタークとフォスは緒の浜へ行くことに。
緒の浜はフォスら宝石が生まれる場所でもある。
古代生物が死後数億年かけて鉱石化し、緒の浜の地層より生れ落ちる。 しかしフォスたちのように生物となれるのはごく一部でほとんどはただの鉱石である。
やっぱり違いはインクルージョンが入っているかどうかなのでしょうね。
でも素材としてはフォスたちと変わらないと思うので、なり損ねも集められて欠けた際の治療などに使われたりするのかな?
緒の浜に落ちているのは金と白金ばかり。
柔らかすぎるのと重すぎるのでフォスの素材には適さないらしいが、一応物は試しでフォスにくっつけてみることに。
案の定、重すぎて動けないフォス。
そんなとき、急に雲が切れ太陽の日が差し込みだす。
晴れの日は月人がくる可能性が高いため戻ろうとするアンタークだが、フォスは制御不能の白金に覆われまるで祟り神のような状態に。
恐らく日光を浴びたことでフォスの体内のインクルージョンが活性化して、急激に適合が始まったのでしょうね。
そしてアンタークの背後に広がる黒い空間の裂け目。 流れ出すエキゾチックないつものBGM。
最悪のタイミングでの月人の襲来だ。
アンタークは月人の大軍にひるむことなく、ノコギリをスノーボード代わりにしスタイリッシュにボスを一閃。 さすがアンターク!強い!
アンタークの武器、流氷割りのときにあんまりノコギリっぽい使われ方してなかったからただのオシャレかと思ってましたが、雪原などで月人と遭遇した時に素早く先生を呼びにいけるためなのかもしれないですね。
雪の中だと走りにくそうですし。
ボスはダメージを受けても霧散しない新型の月人だった。
月人と金剛先生が起こした爆発に気を取られている隙に右の手を射抜かれ、奪われるアンターク。
「先生のことを忘れたらどうしてくれる!」
アンターク、ブちぎれ。
そして月人の爆弾攻撃にボロボロになりながら辛くも勝利。
やっぱり晴れてると温度が上がるからアンターク的には硬度が下がっちゃうのかな。
「及第点といったところか・・・」
かっこいい!
「でも勝手に戦ったからお仕置きされてしまうかもしれん・・・どうしよう♡」
かわいい!
ほんと宝石の国のキャラクターってかっこいいしかわいいしでみんなキャラ立ってるよな~。 性別がない故に男らしく女らしくっていう押しつけもないから自由で個性豊かなキャラクターになるんでしょうね。
白金が金庫のように変形してしまったことで内部へ閉じ込められていたフォスをやや強引に助けようとするアンターク。
しかしよかった。 全身はボロボロになったものの新型の月人を退け、フォスも敵に見つかることなく無事なままだ。
ピンチを切り抜け安心していたアンタークを、突如放たれた一筋の矢が砕く。
「先生が さびしくないように 冬を たのむ」
フォスの目の前で粉々になるアンターク。
ここは漫画でも残酷かつ美しいシーンでずっと心に焼き付いています。
こんな状態でも先生を案じているアンタークの思いの強さに泣きそう。
金剛先生ゾクゾクしている場合じゃないよほんと。
こういっちゃなんだけどちゃんとアンタークの目玉が飛び出ててよかった。
宝石たちが美しく砕け散るシーンって宝石の国の魅力の一つだと思うんだけどもしこれを変に柔らかく表現されてたらほんとキレてたと思う。
あと漫画だと気づかなかったけどアニメだと無数の手がフォスを押さえつけてたのはインクルージョンの防御本能が働いているのかな? 喋ると月人にバレちゃうしね。
月人に回収されていくアンターク。 白金がフォスを押さえつけているおかげでまだ月人には気づかれていない。
このままではアンタークは月に攫われてしまう。 しかしフォスの腕は言うことを聞かない。
「さっさとしろクズ!!」
フォスの白金が花開く。
このセリフ聞いてて鳥肌立ったもんほんと。
フォス役の黒沢ともよさんのことお恥ずかしながらこのアニメ見るまで知らなかったんだけど、各所ですごい人すごい人って言われててまぁ確かにフォスの気の抜けた演技とかすごい上手だなと思ってた。
でもこれ聞いたときにこのセリフのためにキャスティングされたんじゃないか?と思うくらいビビッときたw
ここからフォスが全力疾走するシーンとかもう涙なしには見れない。
バキバキに砕けるまで走ってもアンタークが遠のいていく悲壮感が・・・。
全力でアンタークのノコギリを投げるも月人には届かず、落ちてくるフォスを先生は悲しげな表情で受け止めるのだった。
というわけで8話でした。
アンタークが散るシーンはアニメ化すると聞いてすごく楽しみ?にしていた場面だったので期待値上がってましたが、めっちゃ心に刺さるように作ってくれていて大満足でした。
フォスの手が動くシーンもアニメでしか出せない躍動感と迫力があったと思います。
次からずっとシリアスが続きますが、一体アニメはどこまで進むのでしょうね?
大型月人襲来のところまではいくと思いますけど・・・尺的にそこで終わりかな?
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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