年に一度の読む福利厚生。citrus+の時期がやってきた。
2巻では新たに登場した後輩二人組、さやかとみやびがひと騒動を起こしていく。
厳しい校則を目当てに藍原学院に入学してきたさやかは、芽衣が校則をゆるくしてしまったことが気に入らない。それに何だあの藍原柚子とかいう風紀の乱れの元凶のような先輩は。気に入らねぇ!学校から追い出してやる!といういつものやつ。
しかし、柚子もいろんな人から代わる代わるイチャモンつけられて大変だな。見た目だけで一体何人と揉め事を起こしてきたのやら。
柚子と芽衣にとってこの手のトラブルはもう慣れたもの。ここでも伝家の宝刀『体当たりでぶつかる』が炸裂するのだが、この二人の余裕がとにかくすごく、柚子のことをわかってもらうだけでなく、さやかの抱えていた問題まですくい上げて解決してしまうというちょっとしたカウンセラーみたいな領域までに達しており、あまりの頼もしさに前作の主人公みたいな信頼感が漂っている。たくましすぎる。
この巻では柚子と芽衣の間には特に何も起こっていないのだがそれがとにかくいい。
citrus+になってからイチャラブのランクが一段階上がった二人。
1巻はサービス回と導入回だからそういうもんだと思っていたが、2巻も何も起こらないなら今後もこの二人は安定したイチャラブ路線でいくと思っていいだろうか。
私はもうすでに孫を見守るおばあちゃんの精神なので、とにかく二人が元気でいてくれるだけで嬉しいのである。だってもう十分すぎるほど頑張ったでしょう。
見てくださいこれが9巻の表紙で
これがシトラスプラス2巻の表紙です。手に取るときに「よかったねぇ」と声を掛けたくなるまぶしさ。
イチャラブだけだと撮れ高がない?そんなことはどうでもいいのです。孫がしばらくぶりに遊びに来たときに撮れ高なんて気にしないでしょう。姿を見られるだけで十分、と。それ以上は何も望みません。
柚子がベッドでゴロゴロしていて、芽衣が隣で静かに日記を書いていて。学校の友達のことを話して、話すことが無くなったらボーっとしてはまたポツリポツリと、とりとめもないことを話して。
こういうのでいいんだよ。こういうのがいいんだよ。何もないただの日常を待ってたんだよ。