サブロウタ先生の『citrus』9巻です。
「行かないで」
久々に復活しましたね帯のフレーズ。
今までは第三者に向けての牽制のメッセージのようでしたが、これは柚子から芽衣への願いが表れています。
読むぞ~~~。 いや、わかってるんだよ前の巻がジェットコースターの頂上の静けさだってことは。
アニメ本編の余韻が心地よくて読むまでに時間おいてしまったけど、もう長い間二人を見守ってきたのでここまできたら何が起ころうと最後まで見届けようと思います。
以下感想(ネタバレありなので未読の方は注意)
偶然しらぽんと姫子の立ち話を聞いてしまったまつり。 それは芽衣の婚約者についての話だった。
!?
藍原学園に通う名家の娘たちにとって婚約者というのはそう珍しいことではないということ。 そしてそれは芽衣も例外ではないということ。
芽衣はいつか柚子と別れなくてはいけないということ。
え~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!?????????
はぁ~~~~~~~!!!!??????
はい~~~~~~~~????????
ここでまた婚約者問題???
クズの許婚を退場させたところから始まり、数々の人と出会ってぶつかり合い、立ちはだかる高い壁をそれぞれで、そして時には一緒に乗り越えてここまで来た二人にまた婚約者問題が立ちはだかるの???
ちょっと待ってくれ~~~!
放課後の図書館で二人で茨の道を行くことを決めたあの日の言葉も嘘なんか・・・?
と思って読み返してみたらまぁなーるほどって感じでした。
そうかそうか、あのときの意味ありげな間は別にデレてたわけじゃなくてそういう・・・ね。
当時は頭ハッピー状態で読んでたから何にも気づかなかったw
こうして改めて過去のシーンを見てみると芽衣の複雑そうな表情や間がたくさんあって、芽衣は登場時からあまり表情に出さないキャラだったこともあってあまり気にしてなかったんだけど彼女は昔からずっとこの問題で苦しみ続けてたんですね。
いやそれにしても柚子が・・・柚子が可哀そうすぎる。
まつりがブちぎれるのもよくわかる。
あとまつりごめん。
この巻に関してはどうせまつりが何かやらかすものだと思ってたw 前巻の雰囲気的に。
まさかここまで純粋に二人を応援してるものとは思わなかった。
まつりちゃん、アニメでの印象アップもあり株が爆あがり中です。
おいなんだサブキャラ。
急にわけありな雰囲気出しやがって。
百合漫画で男にスポットライトが当たり始めたらだいたい良くないことが起こるんだよ!
いや~ちょっちまっち。
婚約者?学院の跡継ぎ?お父さん?
これもう全部解決したよね?
クズな許婚との結婚は無くなり、学園は自分の意志で継いでいくことを決め、お父さんとは和解して彼のやり方を認める。 もうあと完全に柚子と結婚するだけになってたよね・・・?
何この今まで倒してきた敵がラストステージで復活する的な展開w
ただただ辛い。
いつも頼もしいはずの柚子のひたむきな前向きさが今はとてつもなく痛い。
せっかく堂々と二人で外でデートできる距離になったのに。
今までの二人では考えられなかったイチャイチャも見れば見る程やりきれない思いが募っていきます。
うわぁ~~~~~~~~~切ない。 胸が痛いよ~~~~~~~。
二人のウェディングドレスをこんな心情で見たくなかった・・・。
全部大団円で終わった後の描き下ろしとかそういう幸せな気持ちの状態で見たかった・・・。
というわけでcitrus9巻でした。
思った通り、休憩なしのひたすら急降下な巻でしたね。 アニメとの温度差がすごい。
この状態で次の巻まで待つの辛いな~。
恐らく次の巻が最終巻となる気がしますが、ここから話をハッピーエンドまで持ってくと1巻まるまる使うことになって後日談が少なくなるので、個人的には2巻分くらい使って最終巻の半分くらいはただのイチャイチャとかそういう感じがいいです。 よくない?
五年以上続いてきた二人の物語も残るはあと少し。
気合入れて最後まで見届けましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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