またガルパン劇場版の話をするんですか?・・・します

またガルパン劇場版の話をするんですか?・・・します

申し訳ない。もう少しだけガルパンの話をさせてほしい。

そもそも劇場版の感想は一回書いてるだろって話なんだが、どうしてもこの感情を処理せずにはいられない。

 

前回初めて極上爆音上映なるものを体験した。 そして爆音上映は映画の魅力を何倍にも引き出すことが分かった。

すると一つの疑問が浮かび上がってくる。 では、あの劇場版ガールズ&パンツァーを極上爆音上映で見た日には一体どうなってしまうのか。 ただでさえカンストしているアレの魅力を数倍なんかしたら何処へたどり着くのか。

とはいえ、だ。

劇場版は映画館で数回、4DXももちろん見たし、去年Blu-rayを借りた時は7日間家で垂れ流ししていた。 もう数十回は見ているのだ。 正直見飽きてしまっているし、そこまでの感動はしないのでは?という気持ちもある。

 

言わばこれは“”極上爆音上映””vs””飽き””の戦いである。私は爆音上映で再び感動できるのか?

 

 

 

結論から言うと勝負にならなかった。

映画が砲弾の音で始まるとともに私の””飽き””は口から血を流して死んでいた。

 

劇場版の素晴らしい点は戦闘シーンから物語が始まるところにある。

この音。この砲弾の音だ。どんなにガルパンから離れていようと、どんなにガルパンを忘れていようとこの音が私を戦場に引き戻す。 この音が何度でもガルパンに夢中にさせる。 私は思い出すのだ。あの全国大会を。 確かにあの瞬間私は大洗チームの一員として共に戦っていた。

 

 

一番好きなシーンが来た。

大洗は過去最大のピンチに陥っていた。大洗の戦車8両に対し大学選抜チームの数は30両。 その差なんと約3.8倍。 加えて戦車の強さ、実力、経験も桁違い。

無理だ。所詮勝てる相手では無かった。

絶望の淵で試合が始まろうとしたその瞬間。 試合開始の挨拶をかき消すようにして彼方から現れたのは世界最強の姉、西住まほ率いる黒森峰の戦車達だった。

彼女達だけではない。 プラウダを初め昨日までライバル同士だった強豪校の隊長達が、みほ達を救うため駆けつけ大洗へ加わっていく。

 

立ち上がって叫びたい。 隣のおっさんと熱い握手を交わしたい。 興奮で脳が焼き切れそうになる。

気づけば私は涙を流していた。 またこの涙だ。

嬉しいとも悲しいとも違った謎の涙。 熱い感情が脳から溢れ出したような涙だ。

私は過去にも二度この涙を流したことがある。 1回目は初めての劇場版で西住まほが駆けつけたシーンで2回目は4DXで西住まほが駆けつけたシーンだ。

何だ・・・この映画? 何でこんなに面白いんだ・・・?

 

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気がつけばスタッフロールが流れていた。一瞬だった気もするしものすごく長い間見ていた気もする。

映画が終わるとどこからともなく拍手が起こった。

無理もない。 こんなすごいものを見てしまったのだ、この熱い思いをその場のみんなと共有したくなるに決まっている。 当然私も惜しみない拍手を送った。

 

しかし、普通に考えておかしい。

『天気の子』や『ロケットマン』といったヒット作があるにもかかわらず何故4年前の映画が上映されているのか。 しかも1年以上のロングランもした上にとっくの昔にBlu-rayも発売されているのだ。 みんな見飽きているはずなのである。

 

なのに何故一番大きな劇場が満席になる? なんで何回見てもこんなに面白い? おかしい。 他の映画を見させない気なのか?

 

 

ハァ・・・意味わからんくらい最高だった・・・もう一回見たい。

 

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