このおねロリが広まらないのは百合界の損失すぎるから『まきこみ』を読んでください。

このおねロリが広まらないのは百合界の損失すぎるから『まきこみ』を読んでください。

この間出た、あやね先生の新作『まきこみ』。大名作でした。

ドストライクすぎて正常な判断ができていないのだが、今年出た一巻完結百合漫画のベストが決まってしまったという感覚がある。

まきこみ (コミックハウス)

 

 

人間誰だって、「言うだけタダなら言わせてもらうが、こういうのが読みたい」と理想の百合を願ったことはあるだろう。

 

昔、Twitterでこんなことを書いたら、めちゃめちゃ理想の形で叶ってしまった。

しかも大好きなあやね先生。(注:当然、私の要望をあやね先生が聞いてくれたという話ではないし、私が先に考えたとかそういう話でもない)

こういうのがあるから人生って面白いぜ。

 

 

『まきこみ』、は仕事で消耗したOLの元に1000歳のお狐様がやってくるお話だ。

残業帰りにたまたまお社にお参りをしたOLを神様はたいそう喜んで、使いを遣わした。現代版のかさ地蔵。

 

 

出典:まきこみ

このおねロリの素晴らしいところは、まず圧倒的な体格差がおねロリとしてバチっと決まっており、

その上でお狐様は1000歳なのでOLの方が圧倒的年下という、見た目と逆のおねロリが決まっていることだ。

年齢差は単なる設定ではなく、立派な社会人たるおねがロリに甘えを求めるなど関係性にもしっかりと表れており、ビジュアルとのギャップが非常に珍味で良い。

 

出典:まきこみ

あやね先生は、ストーリーテラーだ。

短いページ数で話に密度を持たせるのが抜群にうまい。

私はOLが電車に乗っている一コマだけで、まず心をガッと掴まれてしまった。働きすぎていないか、ちゃんと寝れているのか、ご飯は食べているか。

私はちょっと可哀想な人が幸せになる物語が大好きだ。

 

まきこみ、名作です。

これが知られないのはさすがに百合界にとって損失すぎるのでぜひ。成年誌なので18歳未満は18歳になった瞬間に買ってください。

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