安達としまむらは・・・百合です!
入間人間先生の『安達としまむら』7巻です。 電撃文庫出版。
待った―! 待ってる間気が気じゃなかった。 ほぼ生き殺し。
「私たち、つ、付き合ってるんだよ、ね?」
まさか夢オチじゃないだろうな?
以下感想(ネタバレありなので注意)
場面はあの衝撃の結末から約10時間後。
目覚めと共にしまむらへと電話をかけ、昨日の出来事を確認する安達。
よかったー! 夢オチじゃなかった。
6巻の最後の一行を頼りに7巻を待つのはかなり心細いものがあった。
驚き6割、不安4割、喜び10割でした。
っていうか本文で「私たち、つ、つひあっ、あってる、んだよ、ね?」だったのが帯だと「私たち、つ、付き合ってるんだよ、ね?」になってて笑った。
訳されてるw
安達語は難しいからしょうがないね。 あぁだば! あーだば! だ!
二人の間で飛び交う好きとかいう強い言葉に目眩がしそう。
もはやパワーワード。
ちょっと待ってくれ、まだ読み始めたばかりでウォーミングアップも終わってないのにそんな言葉を使われたら処理が追いつかない。
始まって早々にこんな純度の高いイチャイチャを惜しげもなく投入してくるとは・・・やりおる。
そして安達としまむらの既刊を読んでいて思ったこと、7巻を待つ間に考えていた漠然とした不安が形になってきた。
わかっていたけど安達の愛が圧倒的に重い。
しまむらはいろんな人との繋がりの中で安達との関係を大切にしているし、安達のことを特別に思っていた。
人間関係が希薄になりがちなしまむらにとってそれは尚更特別なことで、好きだよの言葉にも偽りはないと思う。
が、安達はしまむらを太陽と崇拝するレベルである。
それを我々は知っているがしまむらは知らない。
今までは友達だったから安達が勝手に好いているということで許されたけど、恋人となればしまむらから愛されたいと思う権利が安達にはあるよねー。
これ絶対どっかで安達爆発しそう。 という不安が常に胸にふわふわしながら読んでました。
っていうか7巻、甘すぎた。
巻で1,2回ある必殺技みたいなイチャイチャを毎度のように繰り出してくるので死んでしまいそうになる。
まぁ・・・多分付き合うっていってもどうせしまむらのことだから結局今までと変わらん日常が続くんだろうなぁと思ってたけど、もう全く違った。
安達は割と予想通りというか通常運転だった。
いちいちだって彼女だからって言うのはかわいすぎるけど。
それよりしまむらがもうなんか予想外に甘々しててびっくりした。
ちゃんと安達のことを彼女って意識してるし、いつも安達のこと考えてんなって感じだし、お弁当作ろうとかあーんとか、まさかしまむらからするとは!
まるで恋人やな!って何回も思ってしまった。
おでこにちゅーとか破壊力高すぎてやばかった。
安達がねだる→しまむらがそれをするって感じで階段上ってくのかと思ったけど、しまむらがグイグイ引っ張るとは。
しまあだだったのか・・・! おでこにちゅーとかいうひらがなたっぷりの行動でここまで盛り上がれる百合も珍しいと思います。
さっき言った不安要素もあったからちょっと不穏な空気になるたびに心配してたけど、しまむらが安達をふわっと優しく包み込んで優しい世界が出来上がっていた。
なんというか、しまむら母性出てきた?
安達はあんまりお気に召さないみたいだけど。
安達がしまむらと日野の会話に嫉妬したシーンはかなりヒヤッとした。
「う、浮気は・・・・・・いけないと思う」で、あってお察しして、「そんなことない!」でああ~もうダメだ、安達の怒り見開き4ページコースや・・・と思ったけどなんとかなってよかった。 問題は解決してないけど。
今はまだいいけどそのうちしまむらが重いとか言いそうでとても怖い。
安達の重かわいさは見てるぶんにはいいけど、しまむらからしたら友人との会話を浮気と言われたらたまらんよなぁ。
最後の場面の「ずっと、一緒にいて」に即答してないところとか、やっぱりしまむら的には縛られるというのは居心地悪そう。
しまむらのいなし方が上手いから大事になってないけど、この辺は以降の巻でも蒸し返しそう。
というわけで『安達としまむら』7巻でした!
とにかく安達としまむららしからぬイチャイチャらしいイチャイチャがこれでもかというほど繰り広げられていて、今までの安達としまむらとはまるで別物のように感じました!
次巻も楽しみすぎるんですけど、消えない不安・・・!
次は修学旅行でしょ? 安達はしまむらと回りたいって言うと思うけど修学旅行のグループってだいたい4,5人でしょ?
やばいやんそれ・・・。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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