平尾アウリ先生の『推しが武道館いってくれたら死ぬ』の5巻です。
ちょっと前のお知らせですが、アニメ化決まりましたね!
もう正にえりぴよのこの心境。
それと同時に自分の元を離れていくような寂しさも覚えていることを認めなければなるまい。
正にこれ。
正しいオタクって何なんだろうな・・・。
以下感想
チャムジャムのイベント「ワクワクキャンプ大会」に参加するえりぴよ達。
くじで班分けされたファン達はメンバーと一緒にテントを建てたりカレーを作ったりして交流を深めるというイベントらしい。
しかし、残念なことに自分の推しの班に入れるとは限らない。 というか普通に考えて推しに当たる確率は1/7なので一緒になる方が難しいはず。
見事に推しの班を外し感情を無くすえりぴよ、くまさ、基さん。
自分の推しが他のファンと楽しそうに話す姿を見て傷ついたり、推しのエプロン姿にバブみを感じてオギャったりしながら何だかんだキャンプをエンジョイするオタクたち。
「やばい・・・ 今 我に返りそうになった・・・」
「なぜおっさんたちで火を囲んでいるのか・・・」
「なんの儀式なのか・・・」
夢から醒めることを恐れるオタクたちに笑ってしまったw
キャンプファイヤーの燃え盛る炎に願い事をするChamJamのメンバー達。
これだけえりぴよの寵愛を受けながらも尚えりぴよを求める舞菜。
舞菜は自分の人気の無さを自覚しているので、普通もっとファンが欲しいだとか人気になりたいだとか願いそうなものですがえりぴよだけを欲している。 ほんとにえりぴよだけ。
えりぴよには舞菜しかいないみたいなこと言ってたけど、舞菜にとってもえりぴよしかいないんだなぁ。
アイドルというたくさんの供給とたくさんの需要が入り乱れる世界でこの二人だけ完全に閉じてるのすごいですよね。
これオタクあるある。
熱弁するオタクのあまりの必死さに引くが自分が布教するとき全く同じ姿だということに気がつかないという。
布教中は感受性をむき出しにしているため、推しを肯定しないものに対してめちゃくちゃ攻撃してしまうのもたまに見る。
まぁでもあるよねそういうこと。
自分が好きなものの話をした時に、ちゃんと信念と根拠を持って否定の意見をぶつけられるならまだしも「えーw あれ微妙じゃね?」って雑に否定されるとついつい首を絞めたくなってしまう。
人の好きなものを安易に否定するのはやめよう。
えりぴよの舞菜垢を見つけた舞菜。
もうただの遠距離カップルみたいになってきた。
アイドルという立場を使ってるだけのただのバカップルに見えてくる。
最近の舞菜のえりぴよへの一途さだいぶ加速してきた感あるな。
せっかく新たにれなちゃんという可愛いファンができたのに全く見向きもしないし。 えりぴよに負けず劣らず、というかアイドルなのに一人のファンしか見てない舞菜の方がやばいのでは。
フォローするわけでもなくファンのツイッター監視してるの普通逆じゃない?w
舞菜には是非ともこのままえりぴよに支えられてえりぴよのためだけに武道館に行くことになって欲しい。
ファンのみんなに支えられてとかじゃなくえりぴよだけでいい。 えりぴよだけで。
武道館のステージに立ったときの舞菜の言葉がとても楽しみ。
チャムジャムのメンバーがローカルのCMに出演したことで知名度が上昇。 街で声をかけられたりライブの動員数が増えてきたりとじわじわと人気が出てくる。
そしてChamJamはイベントをきっかけに東京まで遠征。
客は少なかったものの岡山を飛び出し活動範囲を広げたことは大きな進歩。
武道館を実際に見たメンバーは俄然気合が入る。
まぁ実は日本武道館じゃなくて東京武道館の方だったみたいだけど、この武道館を間違えるネタは東京ではあるあるなの?
前の巻で、アイドルはファンから本当に一番に愛されているかはわからないが「一番好きだよ」という言葉を信じるしかないという話があり、それに対して舞菜が「やっぱり一番に好きでいて欲しいな」と漏らしていましたが、
我らがえりぴよの愛の深さがこれ。
相変わらずカッコ良すぎない?
見知らぬ東京の地でファンがいないとアイドルは存在できないということを思い知らされた舞菜の不安を全部引っくるめて包み込むようなこの安心感。
どれだけ全幅の信頼を寄せても彼女は裏切らないという圧倒的凄みが彼女にはある。
これからメジャーに向けていろいろ動き出しそうだけど、ま、とりあえずえりぴよいれば大丈夫っしょ。
というわけで『推しが武道館いったら死ぬ』5巻でした。
当初は雲をつかむような話だった武道館ですが、人気が出てきたことで現実味を帯びてきましたね。 メンバーの意志も強く固まってきた様子です。
表紙のパターンからして後3巻、もしくは4巻で終わると思うのでそろそろ話も転がり出してくるでしょう。
そして次の巻が出る頃には動くえりぴよが見られる・・・のかな?
全力待機です!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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