ツナミノユウ先生の『ふたりモノローグ』の4巻です。
相変わらずのポップみ溢れる装丁、大好きです。
色の使い方がめっちゃかわいい。 こういうブルー系の色は見やすいのでプレゼン発表でもメインカラーとしてよく使われますよね。
きっとデザインも滅茶苦茶手間かけて考えられてるんだろうなぁ。 プロの仕事っぷりを感じます。
以下感想(ネタバレあり)
過去にみかげとひなたの仲を裂いてしまった罪を謝るため、みかげにアプローチする弘美とそれを挑発と受け取ってしまうみかげ。
ああ・・・ほらまたこじれて・・・。
思っていることを伝えようとせず、中途半端に行動するから話が逆方向に動いてしまう。
肝心なところで一歩踏み出せない姿はまるで一昔前のみかげとひなたを見ているよう。
でも今の彼女たちは違う!
たくましくなったなぁ~。
元々他人を気遣える優しさはあったけどそこに行動力が伴ったことで、自らすれ違いを直すことができるようになりました。
いつものアンジャッシュのネタみたいな勘違いによって勝手に追い込まれ、みかげはひなたに告白することを決意する。
しかし、みかげの告白に被せるようにしてひなたから友達としての感謝の言葉をかけられてしまう。
告白したい衝動と友達の関係を壊したくない思いの間で揺れ動くことは学生百合、いや百合の常。
今回はステイという結果に。
ナイス英断。 勘違いから焦って告白して玉砕する結果よりはマシといえるでしょう。
ヤンキーで尚且つ実は頭がいいというのがベストだけど残念ながらそうではない(うろ覚え)みたいなこと言ってたけど、実はみかげは結構地頭良さそう。
難しそうで実は簡単ってことを見抜くこと自体が意外と難しいもんね。
進学とかはどうするんだろう。 ひなたをモチベーションの源にしたら無限に勉強できそうなポテンシャルあると思う。
きかんぼうwwwwwwwおむずがりwwwwwwww
毎回この漫画の語彙力には唸りっぱなしwwww
意味は分かるけど今まで一回も使ったことがないという言葉のチョイスがすごい。
一体どこの引き出しからこんな語彙力を持ってくるんですかね~。
それにしても洸の怒り方可愛すぎでしょ。 この子供っぽいぐずり方。
竹を割ったような性格と思いきや意外にめんどくさいところもかわいい。
あと由依と洸がいい感じに仲良くなって嬉しいですね。
友達の友達から入った人って同じグループでも最後まで友達の友達の距離感のままなときないですか?
友達とは二人でも遊べるけど、そいつとは二人では遊ぶ程ではないみたいな。
結構扱いづらい距離感だと思う。
由依と洸はリア充とオタクの組み合わせだけど、洸の子供っぽいところと由依の甘やかし癖が噛み合っていておいしいですよね。
めちゃくちゃ依存しそう。 洸が。 最高。
夏期講習のみんなと花火大会に参加したみかげとひなた。
しかし、あまりの人の多さに二人は人混みに流され引き離されてしまう。
手を伸ばそうとしたみかげだったが、過去のトラウマを思い出し手を引っ込めてしまい、二人は離れ離れに。
もう昔のみかげとは違う! ひなたとの日々がみかげを強くした!
「クールたれ・・・!!」
かっこいい・・・! 輝いてるぞみかげ・・・!
弱虫だった人間が弱さを乗り越え立ち上がる姿はどうしてこうも美しい。
そらそうよ。
ヤンキー×地味子は絶対外さない王道の組み合わせだからな。 枕草子にもそう書いてある(要検証)。
このメガネちゃん、クラスの男子同士の絡み見ながら意味深な汗かいてたのけど百合もBLもイケる口なのかもしれないですね。
みかげと弘美が友達になったことでようやく打ち解けた三人。
そして弘美の面白さのポテンシャルに大満足のみかげ。
弘美は仲良くなったら面白いタイプか。 テンションの陰陽が激しいので扱いにくそうだけどw
っていうかこの三人揃いも揃って内面がネチョネチョしてるタイプなの面白すぎでしょw
お互いの関係を壊すようなそういう致命的なやつじゃなくてもっと些細な、例えば共通の肘置きをどちらが使うかみたいな細かいすれ違いはめちゃめちゃ見たい。
どうでもいいことですごい思い悩んでほしい。
まだ弘美の心には過去のわだかまりが残ったままですが、早く無くして三人で遊びに行くところが見たいですね!
というわけでふたりモノローグ4巻でした。
弘美がめちゃくちゃいい味出すキャラでしたね・・・。
敵としてはそんなに強くなかったけど自キャラとして使ってみると役に立つみたいな。
個人的には洸との絡みも見てみたいかも。 どっちも扱いに困り果てそうな感じがなんとも。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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