コレクターズのふたりが歩みだす未来
西UKO先生の『コレクターズ』2巻です。
2巻出て良かった!!
1巻を読んだのは割と最近なのですが、とても好みだったので2巻いつ出るんだろな~と思っていたら、1巻が出版されたのは2012年のようで・・・。
4年前!! 2巻出るのか?と不安でしたw
この漫画は『楽園』という漫画雑誌に掲載されていたのですが、正直自分にとって未開の地すぎて連載が続いているのかもわかりませんでしたw
とにかく出て良かった!
以下感想
二巻も相変わらずのお似合いっぷりでした。
考え方の違う二人の組み合わせは意見が一致しないことも多々ありますが、そこもまたくすぐったくてとてもよいのです。
なんか前巻よりも心なしか惚気(夜の)が多かった気がするw
そしてそれを毎回聞かされる直巳w
本人二人を目の前にしてそんな話されたらどこ見ていいのかわかんないよねw
この漫画で一番の常識人かつ苦労人の直巳。 喧嘩の度にどちらからも相談されてそうw
そして仲直り後の惚気もどちらからも聞かされてそう。
めちゃくちゃいい人すぎる。
こうやって悩んでるときに話を素直に聞いてくれる交友関係って貴重ですよね。
そもそもこの二人が付き合うことになったのも直巳が匠の技とも言える素晴らしいナイスパスを出してくれたおかげだし、二人にとっては恋のキューピッドでもあるわけですよね。
聖人という他ない。
改めて不思議な二人だなーと思います。
考え方も性格も全く正反対だし、趣味のジャンルも絶対に交わらない平行線なので会話噛み合う?とか思うんですけど、コレクターあるあるという点だけガチンと噛み合うの笑うw
違う者同士だからこそ自分にないところを尊敬して、惹かれて、でもたまに理解できなくってという二人の関係がたまらなくグッとくるのです。
でも貴子が詩的な喋り方したときとかあ~忍が混ざってる~(歓喜)ってなったよねw
このシーンすごく好き。
別に重大な秘密を知ったわけでも深いことを打ち明けたわけでもない、言ってしまえばりんごの皮が好きということを知っただけ。
そんな些細な些細なことでも多くの時間を共にしてきた貴子の新たな一面をすることができて嬉しくなってしまう忍がかわいい。
本当に西ウコ先生の作り出すしっとりした雰囲気は素晴らしいですね。
舌触りの良いジェラートを味わうような感覚は、正に極上の社会人百合と言えるでしょう。
なめらかさが違う。
4コマなのでちゃんと笑いがありオチがあるのですが、空気をモノにしすぎていて読んでいるともはや4コマだということを忘れてしまうw
この漫画は二人が交際しているところから始まっているので、基本的に二人の関係性はあまり変わらないのですが、最終話として二人のこれからについての話が載っています。
未来へ歩みだす二人に乾杯!としか。
究極的なコレクターあるあるって命の次にコレクションが大事ってことだと思うんですよね。 もしくは命以上に。
そんな二人が下した決断、たどり着いた答え。
まるで長年応援してきた長編漫画の最終話を読み終えたような、そんな後を引く読後感に包まれました。
この後また一話を読むといろいろ感じるものがありますね。
あと前巻でカバーをめくったらいきなり話しかけられたので、今回も期待してめくったら
謎会議。 なんか始まってるw
今回も装丁がオシャレでかわいかった!
汚れ防止カバーをかけるとせっかくの見返しが裏の漫画が見えなくなってしまう・・・けどこんなお洒落な本を裸で置きたくないという葛藤に苛まれます。
というわけで『コレクターズ 2巻』でした!
コレクターズはこれで終わってしまいましたが西UKO先生にはこれからも至高の社会人百合を描いて頂きたいですね!
『となりのロボット』の感想も書きたいんですけどあまりの語彙力の足りなさに手を出せずにいますw
言葉にするにはあまりに繊細すぎて・・・。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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