平尾アウリ先生の『推しが武道館いってくれたら死ぬ』の2巻です。
この2巻にはチャムジャムの活動地域である岡山県のコンビニ限定で特別付録が付いているとのこと。
何でこんなに岡山推しなんだと思ったら、平尾アウリ先生が岡山県出身だったんですね。
通りで全くわからない岡山ネタ多いと思ったw
ちなみに付録はChamJamメンバーPROFILE入りポストカードらしいです。
まぁさすがに岡山まで買いには行かないかなーw いっそのことドラマCDとか付けてくれたら喜んで行くのに。
以下感想です
秋の大運動会を控えたチャムジャム。
とその前にアイドルとしては外せない一大イベント、人気投票が始まる。
推しへの愛が試されるこのイベントに向けてファンは士気を高めるのに対して、チャムジャムのメンバー達の心境はバラバラ。
っていうかマイナの人気少なすぎない?
えりぴよがこれだけ推してるにも関わらず、運営から妨害工作でもされてるんじゃないかと思うほどの人気の無さだよね。
と思ったけどよく考えたらえりぴよの激推しに引いてしまって他の人が入ってこれないんだった。
CDも買い占めてるんだっけ。 じゃあえりぴよが悪いわ。
推せば推すほど人気が増えなくなるジレンマにえりぴよが気づく日は来るのか。
生体エネルギーを全てバイトに費やし、その給料を全てCDへと費やすえりぴよ。
全てはマイナを一位にするためなのだ。
えりマイの安定感と来たら、安定しすぎて逆に不安。
えりぴよなら何が起ころうとマイナを愛してくれるだろうという心強さがあるよね。
例え隕石が落ちてきて明日地球が滅びるとしても、衝突する瞬間までずっとマイナのこと考えてると思う。
っていうかこの二人のカプ、出番少なすぎるw メインのカップリングの会話時間が金で買った5秒てw しかも毎回内臓の話w
多分この二人の関係は発展しないだろうなぁと思う。
前作の『まんがの作り方』も恋愛漫画とはちょっと違う雰囲気だったし、えりぴよと舞菜が付き合うエンドとかまずビジョンが見えてこないもん。
えりぴよもそういうのは望んでなさそうだしなぁ。
えりぴよは文字通り死ぬ気で舞菜に愛を注ぎ、舞菜はその愛に応えるために武道館を目指して一生懸命頑張る。
多分そういう形の百合漫画なんだと思います。
珍しくシリアスなシーンもありました。
まーでもえりぴよと舞菜に関してはなんかもう安心感しかないので、どうせ大丈夫でしょーと思ったけどねw
でもこの絵柄でシリアスな場面やられると効果抜群すぎてクルね。
厳つく見えて喋ってみたら意外に気さくだった人が、たまにキレるとしっくりきすぎててびびってしまうのと似てる。
・見えてきたメンバー間の関係
この巻はチャムジャムのメンバー側の話が多かった!
1巻ではあんまり出てこなかった子の話だったり、チャムジャムができたときの話だったり、まぁ何といってもこちら側としてはメンバー間の百合だよね。
ゆめまき! 1巻でも登場してたけどこの漫画で一番百合っぽい百合してる!
この二人の話はあんな(って言っちゃアレだけど)ふざけた主人公のギャグみたいな漫画の中でこんな綺麗な百合が存在したんだ・・・って感じでめちゃめちゃロマンティックで萌えました。
「後列ならずっと眞妃のこと見てられるじゃない?」ってこれもう告白でしょ・・・。
そられお! 誰よりもアイドルへの情熱を持ち、センターとしてチャムジャムを引っ張るれおと隣でいつも見てきた空音。
リーダーと副リーダーって感じなのかな。
頑張り屋さんかつ謙虚ないい子のれおだけど、みんなの前では見せない弱さもあり、それに気づいてるのは空音だけ。
空音ー!支えてあげてー!れおを支えられるのは空音だけだから!
まぁここはこれから発展の余地ありってことで。 このカプも期待できる!
・避けられない男問題
アイドル界隈の男への拒絶反応って、百合界隈のものと似てるよね。
『ななしのアステリズム』とか『彼女とカメラと彼女の季節』とかがっつり男が相関図に絡んでくる百合漫画もあるけど、やっぱりあんまり男は出てくて欲しくないなーと思うのが本音だし。 一応読んでますけど。
空音が誰か他の男と付き合うことになるって、この漫画でいえばそられおを匂わせておいて基さんと空音が付き合うエンドと同じことなのかな。
だとしたら結構きついなー。 そりゃショックだわ。 まぁそんなことありえないですけどね!
というわけで『推しが武道館いってくれたら死ぬ』2巻でした!
やっぱり面白い!待っててよかった! 自分的にはアホの子っぽい優佳が気になるんですけどまだこの子だけスポットライト当たってないんですよね。
勉強教えられたりするくらいだから空音と仲がいいのかな? 3巻以降の登場が楽しみです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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