侑と先輩の恋の進展やいかに・・・!?
仲谷鳰先生の『やがて君になる』の二巻です。電撃コミックスNEXTから出版されています。
一巻のときもメロンブックスで買ったので、二巻もメロンブックスで買いました!
一巻同様特典冊子が付いてくるのですがこれがすごい!色んなゲストの応援ページが載っているのですがゲストが超豪華!『小百合さんの妹は天使』、『月が綺麗ですね』の伊藤ハチ先生、『あの娘にキスと白百合を』の缶乃先生、『漫画のつくりかた』、『推しが武道館いってくれたら死ぬ』の平尾アウリ先生と今をときめく百合漫画家さんが描いてくださってます。他にも百合同人で活躍している作家さんなども集まり、一冊の豪華同人誌のようになっています。
先輩アウトー!そして俺もアウトー!
以下ネタバレもあるので注意です
前巻で無事に七海は生徒会長に就任することができたので、いよいよ生徒会として活動が始まる。
実はこの学校には文化祭で生徒会が劇をやる伝統があった。七年前に途切れてしまったこの伝統を七海は復活させたいのだという。会長としてなにかおもしろいことをやってみたいと言う七海だが、選挙の時ですらあんなに動揺していた七海が何故わざわざそんなことを?とその強引さに疑問を覚える侑。
ある日、生徒会の仕事が終わり他のメンバーはみんな帰ってしまった。部屋に残されたのは七海と侑だけ。
うおおおおお!
わあああああ!見られてるー!
このイケナイ現場を目撃してしまったのは同じ生徒会役員の槙。
彼は他人の恋愛を見ることが好きだった。
恋愛はおもしろい。その恋愛を一番近くで見ていたい。他人の恋愛に自分が干渉したり、されたりなんてもってのほか。
まだ誰も知らない新しい恋愛を見つけた彼は一番近くで大事に見守ると決意。誰にも言わないと侑と約束する。どこかの百合男子と違って惚れず、求めず、踏み込まずの定理を守る百合男子の鏡。
そしてついに先輩の過去にも触れられていきます。
先生から七年前の生徒会長について聞いた侑は直接七海にそのことを聞く。そして先輩が劇にこだわる理由や先輩自身の心の闇も明らかになっていきます。
・先輩のデレ
先輩がかわいい!も―これに尽きる。デレしかねぇ!
生徒会のみんなと帰ろうとする侑を視線で引き留める先輩の図。
うおーい!手!手!手がめっちゃ欲しがってるぞ!こんな姿見せられたら帰るわけにはいかないよなぁ。
これ最初からキスするために引き留めてたのかな?いやこの手からして多分そうだな!だとしたら先輩は結構な変態さんかも知れない。
そんなことしてみろ・・・先輩にこの部屋でめちゃめちゃエロいことされるぞ!先輩は衝動的かつ途中下車しないタイプだからな・・・。
この誘い受け。グイグイ攻めるだけでなく引くことすらも知っているとは・・・。心臓の音を聞かせるという王道パターンからして、受けの勉強でもしたのかな?
しかしこの後侑に無表情で手首の脈を測られほんとだ、ちょっと早いですねと流される。
いやーやっぱりこの二人はいいね。攻めまくる先輩かわいすぎか!侑の無反応故の行動が先輩をキュン死させてるところもたまらん!侑にもこのドキドキを感じてほしいけどなー難しいだろうなーいろいろ。
・シリアスさ
登場人物の闇が深すぎる!深けーわホント。イチャイチャで続くのかと思いきや途中から一気にキャラクターたちの闇が明かされていってびっくりした。
何といっても先輩。
一緒にいて欲しい→わかる
嫌いにならないで→わかる
好きにならないで→!?
あれだけ攻めて攻めてそして引いておきながら自分を好きにならないでって・・・。これだけ好意を向けておきながら侑には変わることを許さないってもうエゴだよね。先輩は将来的に侑をどうしたいんだろうか。
先輩の親友佐伯さんも闇が明らかになってきた感じ。独占欲強そうだもんなー。もし先輩がこんなに侑に恋してるって知ったらと考えると怖い。ヤンデレになりそう。
槙くんもなかなかの闇の深さを持ってるよね。優しさで恋を手伝うとかじゃなくて完全なる自分の愉悦。まぁ首突っ込むタイプじゃないからまだよかったけど。
変化を望まない先輩と佐伯さんサイドと、変わることを望んでる侑。槙くんも恋の進展っていう目で見たら侑側なのかな?一体これからどうなるのでしょうか。
一巻は侑の闇深いなーと思ってましたがむしろ恋に憧れる可愛い少女じゃないかと思えるほど他の人物の闇が深まってきました。今はまだ闇を秘めてるだけですがこれが互いにぶつかりあったらと考えるとこの先の展開が全くわかりません。イチャラブ漫画じゃなかったんかこれ!
というわけで『やがて君になる』二巻でした!今注目作だけあって目が離せない内容でした!多分次もメロンブックスで買うと思います!それでは!
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