喜月かこ先生の『もふかのポプリ』1巻です。
帯に書かれている通り、これはケモ百合です。 ケ モ 百 合!!
いや、どれだけ待ったことか・・・。
自分、実はケモノ好きなんですよ。
この前『あの娘にキスと白百合を』の缶乃先生がケモ百合の同人を出されてて、それはもうめちゃめちゃ良くて普通に家宝にしました。
最近の人外ブームに乗っかって、ケモノももっと流行らないかなーとずっと思ってたんですが、全然来なくて(もしケモ百合知ってたら教えてください)。
そんな中、ついに商業にケモ百合としてやってきたのがこの漫画でした。
表紙の二つの♀マークからわかる通り、この漫画はケモ要素だけじゃなくちゃんと百合としてもしっかり推されているようなのでとても期待できますね。
以下感想
・だいたいのあらすじ
人間の少女ミカは獣人が住む町、六色町へ母と二人で新たに引っ越してくる。
この世界には獣人と人族の二つの種族が存在するが、ミカの母であるミナコは人族であるにも関わらず、ある日突然獣人へと変わってしまった。
ミカとミナコは未だに獣人へ差別意識の残る人族のコミュニティーを抜け、獣人たちの街へとやってきたのだった。
・マジでケモい
マジでケモいやん。 これはしっかりと満足できるケモ具合。
このケモ度で百合が欲しかったんだよね~~~~!!!
ケモ耳百合は割と普及して数多くあれど、ケモ百合はまだまだベンチャーなイメージ。
全身を覆うモフモフの毛、ふさふさした尻尾、そして何よりマズル(口の部分)ですよね。 マズルはケモ百合をケモ百合たらしめる部位なのでとても重要です。
これ人間の子とキスするときとかどうやってするんだろうね?とか考えたら、もう今からでもワクワクが止まりません。
犬の他にも猫、兎、鳥やトカゲの獣人なんてのもいます。 トカゲの獣人がロックなビジュアルでかっこかわいいんだよねこれが。
デザインも元の動物の名残がしっかり残っていて見ているだけで楽しいです。
鳥族?の足がちゃんとくの字になっているのも打点高いですね。
ビジュアルで一番気に入ったのは委員長かな。 兎の鼻と歯ってめちゃかわいいよね。
見てください!このケモ百合ならではのモフモフコミュニケーション。
見ているだけで毛皮の熱が伝わってくるような温かみ! モッフモフやぞ! モッフモフやぞ!
スキンシップのシーン多くてよかったです。 もふもふはケモ百合の醍醐味ですからね。
何故か獣人を夢中にさせる匂いを放っているミカ。
何とか理性で抗ってる委員長がかわいい。
ミヤコたちのトランスな表情からして、匂いというよりフェロモンが出てるのかな? 確実にヤバい成分入ってそう。
ちなみにホシノがミカの匂いに鈍感なのは、鳥は嗅覚が鈍いという特徴を受け継いでいるからだと思われます。
デザインだけでなく、このようにそれぞれの人種に元の動物の特徴も反映されていて面白いです。
失ったケイの嗅覚を取り戻すためのリハビリと称しての秘密の逢瀬。
「今日のリハビリいい?」っていう言葉がもうピンクな響きだよね。
匂いに我慢できなくなったケイにペロペロされたり、服を破かれたりとちょいちょい見え隠れするケイの野生。 見てる分にはいいけど、ミカは大変そうw
しかしクールなケイが野生をむき出しにしてしまうのはギャップ萌えとしてイイ感じです。
ケイは気難しい性格なので、ミカとの距離感の振れ幅が大きく、ただでさえ一部の獣人から煙たがられているミカは辛い目に合うことが多くて少し可哀そうです。
ただ近づいたり離れたりを繰り返して少しづつお互いの距離が縮まっているのは感じるのでこれからの展開が楽しみです。 具体的に言うとケイがどうデレてくれるかですね。
そして最後にはミカが・・・?
おお・・・。
人間からケモノへと変身していく様子はtransfurと言って、れっきとした大きなジャンルの一つなんですよ。 何でも古代ローマ時代から続く伝統的なジャンルなんだとか(百合には全くいらない知識なんで聞き流してくれて大丈夫です)
変身の様子が煙に包まれて気づいたら獣人になってた、とかではなく各部位ごとの描写をしっかり入れてくるあたり、喜月かこ先生はケモノ界隈に精通した人なのではないかと思います。 強いフェチズム感じますよね。
というわけで『もふかのポプリ』1巻でした!
なんだかケモ部分の感想が多くなってしまった気が。
連載を見つけたときからずっと単行本が出るのを待ってたので、やっと読むことができてとても嬉しいです。
ケモ百合はまだ商業は少ないので、これからもっと伸びて欲しいです。 東京オリンピックが開催される頃にはもっと流行っていて欲しい。 うん。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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