あさぎ龍先生の『ガールズガールズ』です。
商業のR-18百合買うのとても久々だったかもしれない。 百合妊娠以来かも。
この本、最初は『私はそっと彼女のソコに・・・』というタイトルでしたが、『ガールズ♡ガールズ』という無難なタイトルに変わりましたね。
商業のR-18って結構口にするのが憚られるタイトルもあると思うんですけど、そういうのって予約とか店頭で確認するときとかどうしてるんだろう・・・。
以下感想(一応R-18です)
Twitterで『みやこどり』の画像を見かけて単行本が出たら是非買いたいと思っていたんだけど、何せ掲載されているのが普通の成年誌なので少し心配でした。
だって・・・ねぇ?
ヘテロR-18と百合が一緒になった本ってあんまり百合棚に置きたくない・・・。
百合目的で買ったのに百合棚に置けないとなってくると、置き場所がなくて扱いに困るのです。
なのでこうやって百合でまとめて出してもらえると、こちらとしても一切の迷い無く買えるのでとても嬉しい。
収録されている話は
OL百合である『私はそっと彼女のソコに・・・』、『私はそっと彼女のソコに・・・2』
キャバ嬢とエステティシャンの社会人百合『お部屋探し』
芸者の世界を舞台とした雅な雰囲気の『みやこどり』、高校時代からのカップルのお話『思い出東京』
教師と教え子の『せんせ、ね?』、おねロリの『もっと、ずっと。』、『もっと、ずっと。2』
あ、先に言っておきますがふたなりや道具の登場はありませんでした。
どの話もただ百合えっちするだけではなく、最初は会社の先輩後輩の関係からなし崩し的に体を重ねる関係になってしまったり、かつてそういうことをしてしまったために気まずい関係になってしまった従姉妹同士だったりと、ちゃんと二人の関係性がじわじわ変わる様を楽しめてよかった。
特に気に入ったのはやっぱり『みやこどり』かな。
ただのキャラクターの設定だけではない芸者という要素や晶子の京都弁が話全体に風雅な雰囲気を形作っていて、読んでいてとても惹き込まれた。
着物を脱がすときの擦れてシュルシュルする音って味があっていいんだこれが。
女性関係でもめて京都を追い出された晶子に、年上の朝美が少し弱みを見せて身を寄せ合う様子がなんとも言えない温かさを感じました。
というか絵的な意味でもキャラクター的な意味でも年上の女性を描くのがとても上手いと思った。
調べたらあさぎ龍先生は結構年上の女性の本を出しているようで、まぁどおりでって感じだったよね。
朝美のあばらが浮いてるところとかすごいこだわりを感じたもんね。
あとはおねロリである『もっと、ずっと。』もよかったです。
二人の関係になった瞬間、28歳の女性が小学生相手に敬語使って立場が逆転するってなかなか反則。
あと全体的に粗相のシーンが多かったと思いますw
外でも家の中でも服を着てても関係なくするもんだから、どうしても後片付け大変そうだなぁと思ってしまうよねw
ここもあさぎ龍先生のこだわりなのかもしれない。
というわけで『ガールズ♡ガールズ』でした!
久々にえっちな百合を読みましたが、やっぱりR-18だろうが一般だろうが百合の根本的なものは変わらないんだなと思いました。
一般誌だけでなく成年向けの分野でももっと百合が広がっていくといいなと思います。
そういえば今「comic EXE」っていう成年向け雑誌で一般百合の連載の企画やってるじゃん?
あれもすごく気になってるんだけど、どうしても成年誌って食指が動かないんだよね・・・。 どうにか百合だけ単行本とかで出ないかな・・・。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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