彼女こそが灼熱の卓球娘
灼熱の卓球娘10話の感想です。
ついに原作5巻が発売されましたね!
メロンブックスに買いに行ったのですが、目立つところや新刊コーナーに全然置いてなくて、探しまくった結果集英社の新刊のエリアに3冊だけ立ててありました。
どうやらこの5巻は発行部数が少なく、平積みどころか一般の書店では1~2部しか置いていないところもあるとか。
アニメ放送中の原作を何故出回らせない?
以前アニメ化コーナーにあった灼熱の卓球娘の既刊も全部なくなっていたので、5巻だけでなく全体的に品薄状態になっていることが予想されるので欲しいと思っている方は是非お早めに。
2-2で迎えた第5試合! ついにこよりVSくるりの試合が始まる。
しかし、くるりの放った球を打ち返した直後、ボールの軌道は大きく曲がり、まるで台風か嵐に巻き込まれたようにコート外へとぶっ飛んでしまう。 これは一体・・・。
球の正体はカーブドライブ。
ボールに横回転を大きくかけることにより相手の返球を左へずらす技であり、本来はフォア側へと相手を動かす目的で使われるが、くるりはかける回転量を増大させることで必殺技へと変えている。
これこそがくるりをドライブ四天王たらしめる技である。
一度放てば返球不可能。
なんと恐ろしい・・・。 しかもそんな一撃必殺な技を特に出し惜しみもせずポンポン使うので、気づけばくるりが2ゲーム先取、こよりは後がない状況へ。
「すごい! ほんとすごすごい!」
全くプレッシャーを感じていない雀が原サイドw BGMも平和です。
むしろ圧倒的なアドバンテージを持っているはずのくるりが謎のプレッシャーを感じているというw
こよりには何か秘策があるようだが・・・。
「早速あれが役に立ちそうだね・・・一緒にやった気持ちいいとこ探し。」
なんてあざとい。 100点。
気持ちよく打てる場所、すなわちスイートスポットと呼ばれるラケットのど真ん中の部分でボールを打つことで打球をより伸ばし、相手コートへ無理やりねじ込むという作戦。
つまりゴリ押し。
今までのミスはカーブドライブに対してのスイートスポットを探していたというのだ。
「勝利をプレゼントすることこそが・・・絶対遵守事項!!」
最高の笑顔。 200点。
毎回カーブドライブを打った後に振り返るのは舐めプをしていたわけじゃなく石榴の方を見るためだとしたら、「褒めて褒めて!」っておねだりする子供みたいで萌える。
ああ・・・しかし正にこの瞬間、こよりは見つけてしまったのだ・・・。
勝利の突破口たるスイートスポットを!
嵐の壁を破り、くるりのコートへと叩き込まれるスマッシュ。
「やっと・・・やっと、こっち向いてくれましたね」
くるり、これには思わず戦慄。
怒涛のカーブドライブのラッシュに対して怒涛のスマッシュで返球するこより。
元々カーブドライブはこよりのボールが勝手に曲がってしまう癖を必殺技に変えてしまおうという石榴のアイデアを元にした、いわば二人で作り上げた技であった。
これ以上カーブドライブが破れることを恐れたくるりはついにカーブドライブを封印してしまう。
この辺、笑顔でスマッシュを叩き込んでくるこよりにくるりが恐怖してて印象的だった。 そりゃ怖いわw
カーブドライブを使わなくなったくるりは2ゲームをあがりに奪われ追いつかれてしまう。
勝てなければ石榴を自分に繋ぎとめておけない、と心を揺さぶられ試合に集中できないくるり。
焦りのあまり、渾身の空振りが痛々しかった。
くるりもそうだし、あがり、ムネムネ先輩もそうだけどメンタルで卓球する人が多い中、逆境になればなるほどパワーアップするこよりは強すぎる。
勝つことでいっぱいいっぱいなくるりの背中にそっと手を添える石榴。 ええ嫁や・・・。
また石榴がくるりを闇から救い出した・・・!なんと美しい光景。
最終ゲーム、BGMも変わり流れも変わる。
くるり、カーブドライブを解禁するもアウト! アウト! 大アウト!
大多数のギャラリーはまだ動揺から立ち直っていないと判断したが、一部の者だけがこれは新たな突破口を探しているのだと気づいた。
今まで石榴のことしか考えていなかったくるりが、こよりの思いに応えるために新しい可能性に挑戦する。 くるりに応えようとしたこよりのように。
そして迎えたマッチポイント。 この局面でくるりはカーブドライブを新たな技へと進化させる。
「死力を尽くして・・・戦い抜くことです!!」
なんだこのフォーム!? なんだかよくわからんがとにかくすごい!
くるりの打ったボールはコートを大きく飛び出したかと思えば大きな円を描き、再びこよりのコートへ。
ねじ込んだ・・・!無理やり!
そんなくるりのドキドキに全身全霊をもって応えようとするあがり。
この熱さ、まさに灼熱の卓球娘!
「届けぇ―――――――!!!」 こちらも無理やりねじ込む!
11-6 ゲームトゥマッチ旋風! こより勝利!
4話使って描かれたもず山との練習試合は全部このハグのための壮大な前フリなんだと思える百合空間。
この二人のための試合みたいなもんだったしね。
いい試合だった! 途中まではもうこれ完全にくるりが主人公だな・・・と思ってたけど最後はちゃんとこよりが主人公してたし、何よりここでタイトルの灼熱の卓球娘を回収していくというアニメオリジナルの演出がたまらなくキマってました!
試合展開も強敵の策を打ち破って終わり、じゃなくてさらにそこから打破した相手も共に成長していくという熱い試合でしたね。
瞳にハイライト確認!
もず山のメンバーはこのまま退場するには惜しすぎるので、是非漫画の方で全国大会で何らかの形で登場してほしいところ。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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