缶乃先生の『あの娘にキスと白百合を』の3巻です。
ネタバレとかあるかもなので一応注意です!
・だいたいのあらすじ
園芸部部長大城雪奈と副部長三田十和子、この二人の所属する園芸部はある問題を抱えていた。
なんと部員が二人しかいないのだ!つまり部長と副部長しかいない。
このままでは生徒会の予算削減の餌食にされ廃部となってしまう。部長の雪奈は苦肉の策として近くにいた黒沢さんを半強制的に入部させる。どの部活でも頂点に立てる黒沢さんがまさか園芸部に入るとは・・・。
なんとかこれで安心と思いきや、今度は園芸部に対する何者かからの嫌がらせとして頻繁に部員募集のポスターがびりびりに破かれるようになる。そういえば部活動紹介の順番がなかったり今までも不審なことがあった、と雪奈は園芸部を潰すために生徒会が陰で嫌がらせをしているのではないかと疑う。
そんな中ふと雪奈と十和子が園芸部のバラ園に向かうとなんと差し押さえの文字が。ついに生徒会がバラ園をテニスコートに作り替える案を生徒総会の議題とすると言い出したのだ。部長、副部長、新人の三人しかいない園芸部と違い、ソフトテニス部は新入生も多く人数も多い。このままでは園芸部に勝ち目はなく、バラ園は潰されてしまう。
果たして二人で作り上げてきたバラ園は、そして園芸部の運命はどうなってしまうのか。
・恋とも違った絆
いやー雪奈と十和子の姫と騎士?・・・いや違うな・・・主人と従者みたいな関係めっちゃ好き。二人で並んで歩く姿が異様にきまってるんだよね。堂々と歩く雪奈とそのちょっと後ろを歩く十和子が。
かっこいいもんなぁ雪奈。どんなに嫌がらせされようとめげないし、正しいと思った自分の道を突きすすむ行動力があるよね。エゴだとわかっててもなお自分を貫くところがかっこいい。そりゃまぶしいわ。
そのあと雪奈についてきてくれるか?とかじゃなくてついてきてくれるよなっていったのが萌えた。十和子が自分についてきてくれるという確信。どんなレベルの高い信頼関係だw
この命令形。さらっとこの言葉が出てくるってすごいですよね。もう仲良しとか恋愛とかそういうのとは別次元の繋がりだよね。恋人ともなんか違う感じ。いやーこの二人の関係好きだなぁ。
それと十和子の闇が思ってた以上に深かったw
美しいものは美しいまま終わらせるタイプの病みキャラは心中しそうで怖いです。実際エスカレートしたら雪奈を殺しかねなかったよねw二十歳くらいになったら綺麗なまま終わらせたいとか言って雪奈と心中とかないよな?大丈夫だよね?
この服従の証!なんかこう胸がぞわぞわしてくる。
上履きにキスて!いや前の巻とかで手にキスとかはあったけどさ
まさか上履きにキスするとは思わなかった!
このあと二人が同じ目線でキスするのがめっちゃいいですよね~。もうなんかこの二人にいたってはずっと二人でいる気がする。ここまで他人と強いつながりで繋がってしまったら他の人と繋がれないと思う。
でもこの恋とはちょっと違う黒い繋がりもすごく萌える。
・今回の白黒
あーそれね。自分もそこどうなのかなって思ってた。頭のいい人なら別に白峰さんである必要はないよね。
そうかも。もうちょっとなんというかこう・・・気を使った回答というか、優しく扱ってあげてー!
そして実力テストの結果が返却される。なんと白峰さん、英語の点数で黒沢さんを超えることに成功。やったね!しかし風邪をひき、熱を出していた白峰さんは答案を受け取ると同時にぶっ倒れるのだった。
目を覚ますとそこは保健室。黒沢さんに汗を拭いてもらいながら、テストの勝利宣言をする白峰さん。そして悔しがる様子もなく「次は全部負かしてくれるよね」と言う黒沢さんに激昂するが「ここで満足しちゃうならいらないよ」と言われてしまう。
歯形!やっぱり犬だなぁ。
しかしここで形勢逆転!本気でもない黒沢さんに勝っても全然嬉しくないという白峰さん。そして黒沢さんをベッドに押し倒し、からの「さっさと私に本気になりなさい!」。いやーやっぱり白峰さんの底力すごいなぁ。
園芸部がシリアスな展開を繰り広げてる横で白黒はずっとイチャイチャしてましたw黒沢さんとキスする妄想をしている白峰さんが可愛かった!もう意識的に抑えないといけないところまで来てますね。
あと白黒のお泊りもめっちゃよかった!黒沢さんが速攻で寝て笑ったw白峰さんになんかするかと思ったら何にもしなかったね。健全でした。白峰さんはけっこうむっつりだよね。何かされるのかと思いきや何もしてこないのかよ!ってベッドで悶々としてそう。
黒沢姉妹と一緒に寝る白峰さんとかも見たいなー!両方から抱き疲れて真ん中で動けなくなってる白峰さんが見える。姉妹(に攻められる白峰さん)百合いいぞー!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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