百合界アンソロ無限ラッシュのトップバッターにして時代の期待を一身に背負うギャル百合アンソロ
『SHIBUYA ギャル百合アンソロジー』、ここに爆誕!!!!!!!!!!
まずこのネーミングセンス、5000兆満点。
百合アンソロってジャンル+サブタイトル(ギャル百合~うちらが世界で最高ってことじゃん~みたいな)かもしくはフランス語のスイーツの名前を付けるみたいな風潮があるけどあえて乗らずに、しかもコンセプトをバチッと一単語で表すという。
いや、すげぇよ、ほんと。 名前だけでSHIBUYAの街に咲くギャル達の生き様が浮かんでくるもん。
というべた褒めは置いておいて以下感想。 多分“”ギャル””の文字がゲシュタルト崩壊すると思います。
・リバースライン / ヨルモ
ギャル、影響力が強すぎて他人の人生を変えがち。
ギャル×元ギャル。
元ギャルでyoutubeにメイクの動画を載せてた子が、自分の動画で人生変わったギャルに今度は人生変えられる話。
こうやって人生のターニングポイントを作ってくれた子のことって一生忘れないと思うし、それはめちゃくちゃ太い百合だよなぁとこれからの未来に思いを馳せてしまった。
・教えてあげる / ぺそ太郎
2つ目の作品にして急に百合えっちが出てきたからすごくびっくりしてしまった。
まさか百合えっち入ってるとは思わなかったもので。
最初からえっち要素あるアンソロのときは百合えっち読むぞ~~~~~~~!!!!って気合入れるんだけど、今回は完全に不意をつかれたのでわっ・・・えっ、えっ~~~~~///となってしまった。
し、しかも・・・ギャ・・・ギャルが受けだった・・・(ボソっ)
ギャル百合ぱね~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!
・浪漫非行 / ましまる
ギャル×小学生のギャルおねロリ。 とりあえずギャル百合のポテンシャルすごいな?
ギャル、影響力が強すぎてロリの人生も変えがち。
そしてこのロリがギャルになってまたロリの人生を変え・・・ギャルの世界樹が無限に育っていくのを感じる。
・昨日の友は今日の×× / 飴野
ギャル×高校デビュー。
ギャルの天然ジゴロな優しさが女の子を落とす展開好きなんだよなー。 ギャルが学校の隅っこにいる女の子を人生の底からすくい上げるみたいな。
THE・ガールミーツガールって感じでキラキラしてて眩しい。
「じゃあ付き合っちゃう?あたしら」
ギャルの懐、宇宙か?
・恋する野うさぎ / 寝路
ギャル×動物園の飼育員さん。
ギャルの爆発力に溢れていた今までの作品とは打って変わって、夕暮れ時のしっとりした時間の流れ方が素敵な作品。
閉園後の動物園デートというシチュエーションもいいし、お姉さんに一途で動物園に通うギャルも最高。
優しい読後感に包まれる作品。
・すっぴん片想い / みんたろう
鬼に金棒。 虎に翼。 ギャルにメイク。
強い者に更に強さが加わり、無敵となること。
ギャルと言えばメイクの話をしないわけにはいくまい。
ギャルモデル×メイク担当。
「髪に桜の花びらついてましたよ」的シチュエーションはギャル百合では「マスカラ残ってましたよ」となる。
イケイケギャルを完全に手玉にとるメイク担当・・・つよい・・・!!
・知らない私も好きですか? / 樫風
自分が読みたい読みたいと言っていたギャル×ギャル百合。
相手にカワイイを見出したギャルがカワイイを生み出す。 カワイイ×カワイイ=無限大カワイイ。 ギャルの無敵感ってこういうことだよね。
正に読みたかったものが出てきてとても満足です。
・あなたのわたし / 折子ポトス
社会人ギャル百合。 このアンソロ、レパートリー多すぎない? 今まで気づかなかったけどギャル百合の可能性すごいな・・・。
ナンパ男に体を触られ気分は最悪のギャル。 しかしお互いの何気ない会話から幸せがどんどん生まれていき幸せ空間が作られていく様子は見ているだけで温かい気持ちになる。
・合縁奇縁 / 樺山
オッサンしか来ない中華料理店によく食べるギャルというカワイイの暴力が訪れる話。 古く汚い中華料理店でもギャルの手にかかれば立派なガールミーツガールの舞台となる。
・君を愛さば穴二つ / 稲葉春
ピアス空けるってネイル塗り合うとはまた違って、相手に一生残るかもしれない痕を自分が残すという太いバックボーンがあって良い。 そこには開ける側と開けられる側の女の子たちの覚悟を確かに感じられる。
空ける理由がただカワイイからとかじゃなくて相方の女の子がカワイイからお揃いにしたいってのがとても良い。 ピアス一つに二人の感情がたくさん詰まっているのだ。
・はつを待つあかいろ / 依子
ギャル×地味子の幼馴染百合。
ギャルの地味子のことなら私よくわかってますよ~オーラがすげーよかった・・・。 地味子→ギャルの影に隠れてギャル→→→地味子の波動が漏れ出していた。 でも実際はギャル→→→→→→→→→→→→地味子くらいあった。
あと「へぇ池田ねぇ・・・」のギャルの露骨すぎる嫌な顔に笑ってしまった。
というわけでSHIBUYAでした!
いや、めっちゃ普通の感想になってしまうけどすげーよかった。 どれもめっちゃ良かった。 百合姫ナイス。
何というかアンソロ全体にギャルの“”勢い””が溢れていて読んでいて楽しかった。
いや~~~~。 ギャル百合アンソロ、是非次も出て欲しいね。
というか相変わらずおねロリにはこのまま成長していってほしいし、今年は人外百合の年にもしたいし、おば×JKアンソロも出て欲しいし、応援したいアンソロが多すぎるな~~~~~~~~。
百合アンソロの更なる発展を祈って。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
この記事が気に入ったらぽちっとお願いします!