『リズと青い鳥』見てきました。
前知識一切無しで見ました。
元々見るつもりじゃなかったのでキービジュアルも曖昧にしか覚えていなくて、青い女の子とディズニープリンセスみたいな娘が動物と戯れてるイメージが強くて完全にディズニー映画的なやつかと思ってましたw
そしたら途中でどこかで見たことあるようなキャラクターが出てきて気づきましたが、これ『響け!ユーフォニアム』の話だったんですねw
ってくらい全く予備知識無しで見ましたけど全然余裕で楽しめました!
以下考察とかネタバレとか一切ないただのチラ裏的な感想
一言でいうなら、女の子同士の感情が90分いっぱいに詰まっていて最高でした。
感情を楽しむ映画ですね、言うならば。
大袈裟なストーリーの展開もないので思う存分に女の子たちの気持ちに集中できるし、刺激のない淡い色使いや柔らかい雰囲気のおかげで表情や仕草などがスッと心に入ってきます。
上履きの動きとか髪を触る動作がある度に心の中で「ウッ」と毎回唸りっぱなしでしたw
自分は感受性の分解能が低いので、一つ一つの動きにキャラクターがどういう心境だったかとか正直よくわからないんですけど、
あっ!!!!!目逸らした!!!!!感情が動いてる!!!!イェーイ!!!!!
くらいの雑な楽しみ方しかできませんでしたがとてもよかったです(小学生並みの感想)。
普段じゃ食べないような高級で手の込んでそうな料理とか食べても
「なんかいろんな味がするんだけど複雑すぎて解析不可能。 とりあえずうまい」って思う時があるんですけど、この映画も自分にとってはそんな感じでしたw
上で書いたように全く知識のない自分でも楽しめましたが、もし原作を知らないけど気になってるという方がいたらやはりある程度の準備はしておくことをオススメします。
といっても公式ページであらすじと登場人物を見るくらいで大丈夫だと思います。
知らない登場人物と知らないストーリーに突然放り込まれるとそれらを把握しようと無意識に頑張ってしまいます。
そういうところに脳のリソースを割くのはもったいないです。
完全な新作なら初めに時間をかけて説明してくれますが、やはり原作があって原作を知ってる方向けの映画ですので(一応原作知らない人でも楽しめるよう作っているとは思いますが)無駄な説明シーンはありません。
必要な知識は事前に入れておき、上映中は感情センサーを思う存分全開にできるようにしましょう。
こんなありきたりで面白みのない言葉で言うことしかできない自分を恨みますが、百合好きなら絶対楽しめると思います。
羨望とか嫉妬とか憧れとかそんな感情百合好きなら好きに決まってるだろ!いい加減にしろ!
自分はもう一回見ようかなと思ってます。
ある程度の予備知識も入れましたし、ストーリーも把握しているので2回目の方が余裕を持って感情のやり取りとか仕草を楽しめる気がします。 何せ感情を楽しむ映画ですからね。
本当は原作を読んでから見るとさらに面白いんでしょうけど・・・。
そんなこと言ってハードルを上げると見なくなってしまう気がするので、とりあえずこの状態でもう一回見る!
※追記 2回目見に行ってきました。
自分は見ている内に話を忘れやすいので、一度見終わってからシーンを思い返せないんですよね~。
だから2回目で初めて伏線に気づくことが多いです。 やっぱり2回目が面白いわ漫画も映画も。
思った通り、ストーリーや設定の解釈に頭使わなくてよかったので登場人物たちの一挙一動に集中できて1回目よりももっと感情表現を楽しめました。
1回目よりもまともな考察ができるかと思いましたが、基本的にはあっ!!!!!目逸らした!!!!!感情が動いてる!!!!イェーイ!!!!!
でしたね。
ただ感情の正体がわかるようになったのでさらに尊みはマシマシでした。
初見はどうしてもみぞれの方に目がいってしまいがちだったのですが、こうして落ち着いて見てみるとみぞれよりも希美の劣等感や独占欲がよく感じられるようになってゾクゾクきました。 なかなか彼女も拗らせてますね。
初めて見たときの感想は「なんだかよくわからんが感情がすごい」という感じでしたが、二回目は「なんとなくわかってきたがやっぱり感情がすごい」と思いました。
視線とか細かな仕草で心の動きを表すのがほんとにお見事なんですよ。 みぞれが他の子を誘うって言ったときの希美の表情とか「くぅ~~~」って唸りそうになってしまいましたからね。
終わった後に「展開が地味だった」と誰かが言っているのが聞こえましたが、ストーリーの起伏は比較的穏やかかもしれないけど感情の展開はすごかったよ!!!!
あーなんか他にもいろいろ思ったんだけど見終わったら忘れちまった!!
ということで『リズと青い鳥』の雑な感想でした!
最後まで読んでいただきありがとうございました!