ツナミノユウ先生の『ふたりモノローグ』2巻です。
装丁の最高さは相変わらず。
そして実写ドラマが現在Abemaで放送中です!
毎回見てますがひなたのビビりまくる様子とか、みかげの浮かれる様子とかなかなかハマっていて笑ってしまうw
みかげの狂った顔芸もなかなか上手く再現されていて好きです。
以下感想
みかげに思いをよせるクラスの男子伏倉。
みかげのいいところをいろいろ知っているが何よりもおっぱいが気になって仕方がない。
うん。 決してみかげのおっぱいが気になりすぎて、自分はみかげが好きなのかみかげのおっぱいが好きなのか葛藤するシーンはまぁ男子高校生らしいなと思う。
しかし、言うか・・・! それをひなたの前で・・・!! 普通・・・!!
あり得なさすぎる。
そんなもんお前葛藤してるうちはまだ可愛いもんだけど、口にしたらお前・・・しかもひなたにってお前・・・。 男から見てもドン引きだぞ。
やろう・・
みかげ「ああいう男はダメだね・・・」
うむ、その通り。
みかげ「とうとう神になってしまわれた・・・美しみと正しみの神・・・ひなた尊に・・・」
相変わらず語彙がすごいみかげ。
ひなたに対する気持ちは恋慕、信仰を超えてもはや崇拝にまで達しています。
みかげ「膕 膕 膕 膕 膕 膕」
懐石料理を盛りつけたい笑ったw フェチズムがすごいw
もはや全身がみかげ専用の飛び道具と化したひなた。
しかし1巻に比べると驚くほど距離が縮まったのがよくわかる。
二人を包んでいた空気の軋みみたいなのが無くなって、コミュニケーションがとてもスムーズ。
根は引っ込み思案な2人が、仲良くなろうと互いに勇気を振り絞った結果の積み重ね。 最近の2人の会話ではそれがひたひたと感じられて好きです。
当たり前のことが当たり前になるありがたさ・・・いいよね。
少々顔芸が大人しくなってきたみかげに代わり、佐呂間の顔芸はドンドンすごいことに。
伊藤潤二か!
2巻にして既に佐呂間の立ち位置がこんがらがってきたので、ここらへんで一回整理してみた。
みかげがひなたに思いを寄せていると知りながらみかげに思いを馳せる。
↓
みかげが思いを寄せているのは本当は自分なんじゃないかと勘違い。 友情(ひなた)と愛情(みかげ)の間で勝手に葛藤する。
↓
みかげへの見返りのないアシストに快感を覚える。
↓
二人の間に介入し、煙たがられることに快感を覚える。
みかげをアシストしながら感じる疎外感にカタルシスを覚えつつ、みかげからの思い(勘違いだけど)に葛藤というもう何が何やら。
敵か味方かわからないというよりは敵だし味方みたいな。
さらにここへ被虐愛が加わり、臨界状態に達していた心のダークマターをみかげが一旦浄化。
しかし空になったダークマターは再び溜まり始めるのだった・・・。
LILYMALL
いやー1巻でも思ったけど、背景とか小物とかにリリーとか百合の単語を見つけると謎の安心感すごいよね。
作者もそういうつもりで描いてくれているんだなという。
百合漫画かどうかって案外こういうところで決まったりするんじゃねーのかな。
まぁふたりモノローグは最初から百合だったけどさ。
みかげに似合うお揃いのワッペンを選んで→絡み合う双頭の蛇盛大に笑ったw
小学生が修学旅行でよく買う龍のキーホルダーみたいなセンスw
このワッペンの絵どこかで見たことあるなーと思ったら、漫画のナウシカのトルメキア王国の国旗に似てる。
意味は王位継承を巡って骨肉の争いを繰り広げてきた歴史を表していたはず。 修羅かよ。
まぁみかげが喜んでるからよしとしましょう。
ジーリョの話、この巻で一番好き。
話の内容はみかげとひなたが学校近くの喫茶店に初めて入る、というそんなに込み入ったものでもないんだけど、ふたりモノローグの面白さがこの話には詰まってると思う。
初見のお店に突撃するときに心の中で自らを奮い立たせる様子とか、その店の作法を間違えて冷静なふりをしつつも内心超キョドるとかいったみかげの一挙一動にとにかく親近感が湧きまくる。
自分は1人行動大好きなんだけど、注文の仕方がよくわからない店に入ったときとかまんまこんな感じw
孤独のグルメとかもそうだけど、こういう着色されてない心の独り言って書くの難しいと思うんだよね。
ふたりモノローグはインドア人間のちょっとジメッとした思考回路を書くのがうますぎてツボ。
そしていざって時に、頼れるひなたとチキるみかげの構図がすごく好き。 頼れる根暗とヘタレギャル!
いくら見た目が変わっても2人の関係は昔とそんなに変わってないんだなぁという安心感があって温かい気持ちにさせてくれます。
というわけで『ふたりモノローグ』2巻でした!
1巻と比べるとずいぶん出るのが早かったですね~。
毎週読んでいるので内容は全部知っていましたが、やっぱり面白いものは何回読もうと面白い!!
漫画でも実写でも毎週期待しながら待ってます!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!