寝路先生の『ぼっち怪物と盲目少女』です。
これでもかってくらいわかりやすいタイトルがついている通り人外百合です!
やったー!(^o^) もともと人外好きの自分にとっては盆と正月が一緒に来たような気分です。
人外百合ってまだまだ少ない気がする。
ケモ耳とかはあるけど、メスケモの百合とかはあんまり見かけないよね。
BLで獣人ものを見かけたりすると羨ましいなーと思います。 最近はちょくちょくあるそうですが。
一応ネタバレ注意
・主なキャラクター
イース
森に一人孤独に暮らす人外。
主な特徴というと耳、ツノ、背びれ、尾、手のウロコなどでしょうか。
どことなく水生生物っぽさがありますね。
その昔、街を焼き払った過去があり街の人からは嫌われています。
リリー
全盲の少女。 偶然森でイースと出会ってから、度々会ってイースの話を聞いている。
目が見えないためイースが人間でないことを知らない。
いいねー・・・この引きこもり極めたレベルの会話の慣れてなさw
そしてイースがめちゃめちゃ浮かれているのが伝わってきます。
名無しの怪物だったイースは、ここでリリーからイースという名前をもらうんだけどそのときの表情がこれでもかってくらいにんまりしててかわいい。
「どうしよう すごいうれしい」 感想が素直すぎてもうw
リリーにはどうせ見えてないしいいかって油断して思わずにっこりしてるんだろうけど、恐らく声も浮かれているはずなので察しのいいリリーは「うわ なんかめちゃめちゃ嬉しそう」とバレてるかと思うとほっこりする。
手を繋いだだけでこの表情!! ウブにも程があるw
たまりませんね。
何故手袋をしているかというとイースの手はウロコがあり、結構ごついので人間じゃないとばれてしまうからであります。
普段は手袋してないので、イースがもしかしたら手繋ぐワンチャンあるかもと家からわざわざ持ってきたかと思うと萌えるw
しかし一度触れ合ってしまえばさらに求めてしまうのが世の常。
繋ぎたくなってしまうよなー、直でリリーを補給したくなってしまうよなー。
手袋のおかげでリリーと距離が近くなったけど、二人の間の壁をヒシヒシと感じてしまうよね。
悲しき因果。
自らを孤独に追い込むために街に火を放つという超アグレッシブな引きこもり方をした過去を持つイース。
リリーの目を奪ったのは自分だった。
目を治したリリーとどう向き合えばいいのか。
全ては自分が起こしたことなので、感情の矛先は自分に向けるしかない。
自分の首を自分で絞めるほど思い悩むイース。
嫌な方向で歯車ががっちり噛み合っちゃう悲しさ。
それでもイースの全てを受け入れるリリー。
人間の醜い部分を嫌というほど感じてきたリリーにとって、イースのすれてない優しさはとても心地の良いものだったのでしょうね。
ズッキューーン!!!
これはイースも即堕ちですわ。 狙ってやってるのか狙ってないのかよくわからないけど個人的には狙ってやったんだと思う。
リリーはちょっとあざといところありそうだから・・・。 兎にも角にもイースにはよく効いただろうよ。
イースが愛しい感情でいっぱいいっぱいになったときに思わずリリーをぎゅっとしちゃうんだけど、そのすれてない感じがとても素敵すぎる。
人外のくせに(?)やっていることが可愛すぎる。 スキンシップがね・・・いちいち可愛すぎるんだよほんと。
あとこういっちゃあなんですが、リリーの目が治らない展開でよかったなと思いました。
リリーがイースの全てを受け入れた今リリーの目が見えようが見えまいが二人の関係は変わらないので、安易な見えたね良かったねエンドじゃなくてよかったです。
人外の威厳wwww
喋り方はそれっぽいのに、家に行っていい?と聞かれてそうじしてない・・・やべって思うとことか高校生みたいだし、雰囲気はどことなく犬っぽいw
恐れられた怪物も好きな娘の前ではこんなんなっちゃうわけよ。
でもリリーを取り戻しに行くときはすごいそれっぽいオーラ全開で、リリーといるときとのギャップがすごかった。
さらっとプロポーズ・・・。
さすがイース!おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる!あこがれるゥ!
あとカーネルおじさんオルタみたいなお父さんの物分かりよ過ぎたw
男前でいいジジイだったわ・・・。
リリーとイースとお父さんの三人でご飯食べてるところ見てみたいw
多分イースの態度がくるくるして絶対面白いと思うw
というわけで『ぼっち怪物と盲目少女』でした!
もっと二人のイチャイチャがみたい!! あと最低単行本一冊分くらいは読みたい!!!
二人のくすぐったいやりとりに顔の表情筋がいうことを聞かなくなる一冊でした!
作者様がpixivで続きを描いてらっしゃるようなので気になった方はぜひ検索してみてください。
どうやらこの二人の初夜本なるものも出ている様子・・・何としても手に入れなければ・・・!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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